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東内 信樹Nobuki Higashiuchi
株式会社DoTS 取締役
株式会社広島ホームテレビ
地域共創事業部
DoTSを通じて「未来のステークホルダーである子どもたちのために、より良い広島・瀬戸内を創っていきたい」という思いを表現するために、一番身近なステークホルダーであり私のモチベーションの源泉でもある2人の娘に、色と形を描いてもらいました。
転機となった 5 つの点
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1.
広島の銀行から東京の税理士法人へ
関西の大学卒業後、地元広島にUターンで戻ってきました。新卒で銀行員として内勤や営業などキャリアを積む中で、自身の力不足を感じ、次第にこのままでいいのかと感じるようになりました。「専門性を身に着けたい」「まだ知らない世界を見てみたい」という思いが強くなり、思い切って縁もゆかりもない東京の税理士法人に転職。自らの決断でキャリアを切り開くという経験をしました。 -
2.
コンサルファームでIPO経験
税理士法人では、個人から法人まで業種・業態問わず幅広いお客様と信頼関係を築きながら、経営の現場で必要とされる経理・財務のスキルセットを身につけることができました。
その後、企業経営の実務により深く関わりたいと考えるようになったタイミングで、IPOを目指す総合コンサルティングファームの経理ポジションに転職しました。実務担当者として会社法、金融商品取引法、内部統制などIPOの準備から上場までを任せていただくという経験を得ることができました。この時の上司・同僚から「自分がどのような価値創出をすべきか」という視点を持つことの大切さを学び、経営の現場で必要とされるマインドセットを身に着けることができたと感じています。 -
3.
二度目のUターンと広島への恩返し
東京での経験を経て、「もう一度、地元広島に貢献したい」との思いが強くなり、二度目のUターンにより、広島ホームテレビに入社しました。当初、経理業務の担当者としての採用でしたが、会社として「地域に根差した企業としての存在意義」や「将来ありたい姿」を考える中で、新規事業開発担当者にも任命されました。「広島ならではの価値」を生み出すためのプロセスを経験し、様々な方との出会いによって視野が広がるとともに、自分に不足しているものに気づかされました。 -
4.
成功体験を手放す覚悟と実践
実務以外の体系的な学びを求めて、MBA(経営修士)の学位を取得できる県立広島大学経営管理研究科(HBMS)に進学しました。そこでは事業開発の理論と実践という体系的な学びとともに、自分の体験が全てではなく、人それぞれ多様な経験や生き方に価値があり、共創することの大切さに気づくきっかけとなりました。また、実際に共創し合える学友や困った時に相談できる恩師という貴重な人的ネットワークも得ることができました。 -
5.
DoTS取締役就任
2024年、株式会社DoTSの財務・経理全般を統括する取締役に就任しました。ここまで培ってきたマインドセット・スキルセットを活かして地域をより良くしていくアクションに移していきます。個人として、そしてDoTSとして地域の社会課題に向き合い、より良い広島・瀬戸内を創っていく活動を一歩一歩進めて参ります。