ひろがる点、つながる点と点
それは線になり、やがて面になる
いま瀬戸内は、
個々の情熱を束にして
世界に向けて「一つ」になる
Design of Terminal SETOUCHI
For a Better World
万葉集の梅花の歌の序文に由来する元号「令和」は、時にBeautiful Harmony(美しい調和)と訳され、つづく三十二首の多様性から、一人ひとりのあり方や表現を尊重する社会への願いが込められていると言われます。
それと同じく、海と陸を横断しながら点在する大小の島々がつくる瀬戸内の風景に、わたしたちは融和と調和のメッセージを読み取ります。
DoTS(Design of Terminal SETOUCHI)という社名には、世界が目指す終着駅:ターミナルステーションとしての瀬戸内をデザインする、という意思を込めました。
あらゆる対立や分断、競争を乗り超えて、誰もが共に栄える世界を目指す、来るべき共創の時代。平和の始まりの響きを持つHIROSHIMAを有し、個と全体が美しく調和する瀬戸内の原風景の中にこそ、そのヒントがあると感じます。
わたしたちは共創のために必要な二つのこと−「対話」と「創造性」つまり、対立を調和に導く対話のマインドセット(思考習慣)と、複雑な課題を突破するために集合知を活用するスキルセット(技術体系)を新たな時代の知性と捉えます。
その前提となる強い「個」をつくること−個人や企業、地域が持つ本質的でオリジナルな価値の探求と、それを支援する機会、場、まちづくりを同時に行っていくことで、瀬戸内から世界へと共創の和を広げていきたいと思います。